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茅の輪、くぐりましたか?-昨年の住吉神社- [神社・仏閣]

先月末より、土日中心にあちこちの神社で夏越の大祓『茅の輪くぐり』が設けられています。
昨年は6月末に家族で厄払いのつもりで行ったYahooドーム傍の愛宕神社で、和歌を歌いながら茅の輪をぐるぐる回るのが面白くって、その後も天神三越裏手の警固神社、そして7月末の住吉神社で茅の輪くぐりをしたのですが、その中でも住吉神社は最も古式にのっとって、神事が行われていた様子でした。

今年は警固神社の今風祭事で、近くの若者の町「大名」から出展してきたカフェやフリマの屋台をひやかしたりしたのですが、茅の輪の周りをぐるぐる回る余裕がなくて(スペースがなくて)、それがちょっと心残りでした。
明日は住吉神社の名越大祭があるのですが、行けそうにないので31日か1日に、時間があったら茅の輪だけ、くぐって来ようかしらん?朝10時から神事という事で、30分ほど祝詞があって輪をくぐれるのかしら?と思って10時に出かけたのですが、その際は正門側から、せっかくだから順序を踏んで、と思い、以前から見ていたブログ『福岡の霊能者のつぶやき』さんのサイトの記事に書いてある手順でお参りしました。

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時間前はまだ茅の輪に注連縄がはってあり、くぐれないようになっています。
本殿に普通にお参りしていると、左手のほうに宮司さんを先頭に随分人が並んでいました。
遠目に見ていると、着物に古風な髷を結った、「お刀自様」と呼びたくなるような威厳ある老婦人を頭に、それぞれの礼をつくした服装の人々は氏子の方々でしょうか。
中には戦国時代のような甲冑をまとった青年などもいて、どこかの時代へまぎれ込んだかのような錯覚さえ覚えます。
その方々が本殿内部へ入られ、祓祝詞が始まったようです。

私たち一般の参拝客も、本殿のすぐ外側で祝詞を聞いていたのですが、中頃にさしかかった頃、《 いちの巫女よ…》という言葉を感じました。
そばに、位の高い巫女さまでもいらっしゃるかと思い、見回すと、斜め左にふくよかで、おっとりした婦人が目を合わせて微笑まれましたので、その方がそうだったのかも。
後になって住吉神社は昔は広大な領地を持つ、「筑前一之宮」と呼ばれていたと知りました。
なのであるいは「一之宮の巫女」という意味だったかも知れません。

神事でのお供え物は、酒や米だけではなく、果物や野鳥の肉なども供えられ、「お肉も!」と驚いた記憶があります。
それやこれやで滞りなく祝詞奏上が終わると、宮司さんを先頭に、氏子さんたちに続いて茅の輪のある鳥居まで、移動します。
この時点でかなり先頭は遠く、見えにくくなったのですが、注連縄を切るのに宮司さんが手にされたもので、一瞬のきらりとした輝きと共に注連縄が落とされ、茅の輪が開かれましたので、あれはご神刀だったのだと思います。
その後は列の順番を待って、滞りなく輪をくぐり、おみやげの和菓子『水無月』をいただいて帰ったのですが、かなり時間がたっていました。

それにしても、改めて書いてみると相当非日常です。
上記ブログの村雲さんがいわれているように、本当に「全く違う世界に行」ったのかもしれないと、ちょっと思ってしまいます。
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